食事は健康の基本! 食べ物からもコンドロイチンを補う
実は、コンドロイチンは身近な食材にも含まれています。健康の基本となる食事でコンドロイチンを補う方法を紹介します。
動物性の食品に多く含まれるコンドロイチン
コンドロイチンは1861年に牛の軟骨から発見された物質です。コンドロイチンは牛をはじめ、豚や鶏、魚といった動物性の食品に多く含まれています。他にも、クジラ、エイ、サメ、スルメイカ、カブトガニ、ウナギに含有されていることが報告されていますが1)、残念ながら高級食材だったり、珍味だったりと、普段は手が出にくいものが多いのが難点です。
加齢とともに体内でのコンドロイチンの合成量も減少
私たちのコンドロイチン合成能力は年齢とともに低下していきます。だからこそ、30代以降は意識してコンドロイチンを摂ることが大切です。若い頃は普段の食事で必要なコンドロイチンを確保できますが、年齢とともに、同じ食事でも体内で合成されるコンドロイチンだけでは不足しがちになります。必要に応じて、サプリメントなどでコンドロイチンを補うことも検討してはいかがでしょうか。
おうちごはんで!コンドロイチンレシピ
日々の食卓でも、コンドロイチンを意識した料理でコンドロイチンを取り入れることはできます。ここでは、コンドロイチンはもちろん、コラーゲンも含んでいる牛すじ を使った「牛すじ大根」のレシピをご紹介します。大根に牛すじとたっぷりの九条ネギをのせて、健康維持を目指しながら華やかな食卓を楽しみましょう。
牛すじ大根
材料(4人分)
・牛すじ 500g (一口大に切る)
・生姜 1かけ (皮のまま薄切り)
・ねぎ 2~3本 (青い部分)
・醤油 1/4カップ
・大根 大きければ2/3本 (5cm厚の輪切り・上下に筋互いに十文字切込み)
・九条ねぎ 2~3本 (斜め切りにし氷で冷やす)
A
かつおだし 5カップ
こぶ 1枚
塩 ひとつまみ
薄口しょうゆ 大さじ1
作り方
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- 鍋に牛すじとたっぷりの水を入れ、煮立てアクがでてきたら茹でこぼす。
- 1の牛すじにかぶるくらいの水、生姜、ねぎを加え、弱火で約3時間柔らかくなるまで煮る。醤油を加え味付けし、さらに煮込む。
- 冷蔵庫で冷やし、上部分に固まった油をスプーンで取り除き、再度温める。
- 米のとぎ汁で下茹で(30~40分)した大根を、Aに入れ柔らかくなるまで弱火で落し蓋をして煮る。
- 鍋に牛すじとたっぷりの水を入れ、煮立てアクがでてきたら茹でこぼす。
大根に牛スジとたっぷりの九条ねぎを乗せて、黒七味またはからしでどうぞ。
【Point】煮るときは、途中で差し水をしながら、アクがでたら丁寧にとるのがコツ!
レシピ提供
料理研究家 山本真理さん
出典
1) CONNECTIVE TISSUE 7(3): 147-154 1975「結合組織ムコ多糖の比較生化学」
監修
株式会社からだにいいこと