ローヤルゼリーの作られ方
ローヤルゼリーは女王蜂になる幼虫の餌です。すなわち、赤ちゃんのミルクと同じですが、女王蜂は成虫になってもローヤルゼリーだけを摂取し続けます。
ローヤルゼリーは働き蜂の口にある2つの唾液腺の分泌物を都度混ぜ合わせることで作られます。
・下咽頭腺(かいんとうせん)…タンパク質に富む乳白色のクリーム状物質を分泌
・大腮腺(だいさいせん:大あご腺ともいう)…脂肪酸に富む乳白色の油状物質を分泌
<働き蜂の体内構造>
なぜ2つの分泌物を混ぜ合わせるかはミルクの機能と似ており、ローヤルゼリーは摂取しやすい工夫がされたものであることがわかります。
※ミルク(母乳や牛乳など)は、固形物が食べられない赤ちゃんに必要な栄養素を一度に与える最高の食品です。ミルクは、水に溶ける糖質やタンパク質、ミネラル・ビタミン類と、水に溶けない脂質や一部のビタミン類などを程よく分散させたもので、時間が経っても分離しない(乳化といいます)状態になっています。