美肌に! 内側から保湿力を高めるコンドロイチン

美肌に! 内側から保湿力を高めるコンドロイチン

肌の乾燥に悩んでいませんか。皮膚のうるおいに関係が深い、コンドロイチンのはたらきをご紹介します。

美肌に導くコンドロイチン・パワー

肌の中では、水分や栄養を保つ役割があるコンドロイチン。しかし、加齢とともにコンドロイチンを体の中で作る力は衰えます。60歳を過ぎると体内合成量は20代のころの約3分の1まで減るという研究結果もあるのです。1)

また、肌悩みのひとつとして気になるシワのなかでも、目元や口元にできる「小ジワ」は表皮の乾燥が関係しています。若い世代でも起きる肌トラブルですが、保湿効果のある成分を補うことはスキンケアでとても大切です。



高い保湿効果が期待できるコンドロイチンは美容成分としても注目されており、いろいろなコンドロイチン配合の化粧品が発売されています。乾燥対策をしたい方は、購入前に化粧品の成分表示をチェックしてみてはいかがでしょうか。

美肌と若さに関係の深い「保湿力」

水分量は肌の美しさを決めるうえで、重要なポイントのひとつ。肌の水分量が不足すると、カサつきやシワの原因になったり、化粧ノリが悪くなったりします。乾燥がひどくなれば、健やかな肌の生まれ変わりが滞り、さまざまな肌トラブルを引き起こすことも。

私たちの肌は年齢を重ねるにつれ、さまざまな要因から皮膚が乾燥しがちになります。 しかし、肌の細胞が水分を十分に蓄え、ふっくらとしていれば、若々しく見えるもの 。

いつまでも若く美しい肌を保つためには保湿ケアが欠かせません。

コンドロイチンは肌の“貯水タンク”だった!

真皮の部分にあるコンドロイチンは、水分をため込む “貯水タンク”の役割をしています。つまりコラーゲンなどに水分を届けたり、蓄えた水分で老廃物の排出を助け、肌の弾力を保つのに欠かせない存在となっています。


<イメージ図>

コンドロイチンの魅力のひとつが、高い保湿力が長く続く点です。コンドロイチン(0.5%)と、保湿成分として知られる「ヒアルロン酸」(0.015%)を肌に塗布する試験をしたところ、コンドロイチンはヒアルロン酸と同等の強い保湿性を示したという報告があります。2)

最近では、マスク生活やエアコンなどの影響で、季節に関係なく、乾燥による肌荒れに悩む人が増えています。コンドロイチンが含まれる食べ物と、コンドロイチンが含まれる化粧品とで、体の内側と外側の両方からコンドロイチンを補って、健康的な美肌を目指してみませんか。

 

出典

1)J Clin Invest. 1966;45(7):1103–1111. Acid mucopolysaccharide patterns in aging human cartilage.

2)Jpm Pharmacol Ther(薬理と治療)vol.34 no.92006「皮膚保湿性に及ぼすコンドロイチン硫酸ナトリウムとヒアルロン酸ナトリウムの併用効果」石井宏ほか

 

監修

株式会社からだにいいこと