はちみつに比べたローヤルゼリーの希少性

はちみつに比べたローヤルゼリーの希少性

ローヤルゼリーは、はちみつとよく混同されますが、はちみつよりも希少価値の高いミツバチ産品です。本記事では、ローヤルゼリーが生産されるメカニズムと、その高い希少性の理由についてご紹介します。

ローヤルゼリーの生産量から見ると?

ローヤルゼリーは、働きバチの体内で作られる女王バチ専用の食事です。ミツバチの巣のなかで、「王台」と呼ばれる特別な場所に産まれた幼虫だけがローヤルゼリーをたっぷりと与えられ、女王バチになるという仕組みになっています。

ひとつの王台から得られるローヤルゼリーは、たったの300~400mg。つまり、100gのローヤルゼリーを得るためには、王台が約300個も必要という計算になります。それは働きバチによる女王バチへの給餌回数にして、約30万回分を集めることを意味します。

このようにローヤルゼリーは特別なミツバチ産品であるため、生産量は蜜蝋(みつろう)の約10分の1、はちみつの約1400分の1に過ぎません。この非常に少ない生産量からも、希少価値の高さが伺えます。

 

日本国内における蜂蜜・蜜蜂産品の生産量(令和3年)

出典:令和4年11月 農林水産省畜産局 養蜂をめぐる情勢

 

※ミツバチがはちみつを食べ、お腹にある蝋腺という器官から分泌した蝋。ハチの巣を作る際の材料となります。

まとめ

このようにローヤルゼリーは、はちみつや蜜蝋(みつろう)に比べ、希少なミツバチ産品であることがわかりましたでしょうか?

 

監修 マイナビ